店舗内装をするにあたって大事なこと!
店舗の内装工事のポイントを押さえる!
お店を経営していくには、沢山のお客様に来店してもらうことが大切です。動線、適切な家具、照明、音楽など、内装ポイントを押さえ、充実した空間づくりが大事です。ここでは、店舗の内装工事のポイントをお伝えします。是非、お客様にリピーターになってもらえるような、安心出来る素敵な空間を造りましょう。
先ず内装工事前に確認することとは?
内装工事前の確認事項
お店の内装工事を行う目的と言うのは、それぞれのお店によって異なります。例えば、人件費削減や集客力アップと言うように、色々な戦略があり行われるものだからです。その目的で重視したいポイントも個々に変わるので、内装工事前に目的を明確にしておきましょう。人件費削減が目的であれば、業務がスムーズに進むように動線を優先すると良いです。少人数のスタッフでも、目が行き届きく内装にするなどの工夫が出来ます。集客アップが目的であれば、どんな方でも気軽に入れる効率の良い席配置にしたり、空間にゆとりを持たせた座席の増席をしたりも可能です。
また、工事予算を決めておくのも大事です。内装工事計画では、工事費用に充てる予算決めは大切です。初の店舗立ち上げの場合は、予算設定がしづらいです。しかし、予算が曖昧では依頼者と施工業者でズレが生じることもあります。なので、200~300万円程度などでは曖昧なので「予算300万円で出来る限り希望を叶えた店舗にしたい」この旨を明確に伝えるのが大事です。
さらに、建物の現状把握も事前確認で行いたましょう。例えば、店舗リニューアルで内装工事依頼する際には、問題の状況によっては少し手を加えるだけで解決出来ることもあります。事前に改善を書き上げて、スムーズに工事段取りを組んでいくことが出来ます。
店舗内装の見直し項目確認
店舗内装の見直し項目確認としては、「コンセプトは適しているのか?」「ターゲット層と店舗設備や機能どうか?」「認知されやすいデザインか?」など、お客様に寛げる空間を提供しているつもりでも、実は居心地が悪かったり、コンセプトとお客様の感覚がズレていたり、色々と確認が必要です。確認する方法ですが、お店のアンケートやヒヤリングを行います。
また、ターゲットと店舗内装、設備、機能には、ズレは生じていないかなども確認しましょう。お店に来店する客層を見極めて、しっかりニーズのある設備や機能を導入しましょう。認知されないお店では、集客中々できないので、早急に改善することが大切です。以上の点に関して何か問題がある場合には、店舗内装工事で改善しくのがお勧めです。
店舗の内装工事で押さえたいポイントとは?
補修・機械設備の入れ替えをする
お店と言うのは、日々のメンテナンスによって、長期間に渡りお店を綺麗に維持していくことが出来ます。そして、木材や石材など天然物は経年劣化も味わいになりますが、どんな物にも寿命があります。なので、内装仕上げに関すること以外にも、空調機器や房機器も経年劣化して壊れます。客入りが良く使用に問題無ければ、機器補修や設備入れ替えの検討がお勧めです。大体、業務用機械の耐用年数と言うのは、約10年~15年程度が目安です。
また、厨房床下の防水工事も耐用年数は約10年程度なので、機械の入れ替えタイミングは10年が目安となります。他にも、掃除では落とせない汚れ、壁紙や塗装の剥がれも、補修がその都度必要です。機械入れ替えは費用もそれなりにかかりますが、壁紙の張り替えは費用も比較的に安いので、張り替え面積が小さい場合は半日程度で作業が完了することもあります。大小含めて5年に1回、補修工事や機械入れ替え工事などがあると思っておきましょう。
店舗デザインを変更する
店舗デザインの変更検討では、主に2つのタイミングがあります。先ず一つ目は、補修で壁紙交換などを行う際に雰囲気も変えたい場合です。この場合には、店内の造作物は変えず壁紙を変えることのみであれば、工務店や施工会社に直接頼してデザイン変更が出来ます。
その際に、サンプル帳を持って来てもらうとスムーズに話も進みます。そして2つ目は、売上が落ちた場合です。この場合には、店内の雰囲気を変えること以外にも、家具の入れ替えや席配置の変更などは効果的です。改装工事予算については、壁紙の張り替えや塗装の塗り直しなどは、最小限の費用で短期間に作業出来ます。
フルリニューアルを行う
長い間お店をやっていれば、自分のお店に常連客が付く半面、目新しさや新鮮さを求めて来店するお客様は減りますよね。そんな場合は、お店の鮮度を取り戻すことがポイントになってきます。例えば、「今より上質素材を使用した高級料理の提供がしたい」「集客アップを狙う」そんな時には、フルリニューアルを行うケースが多いです。フルリニューアルを行う場合にはコストも時間も必要なので、予算面で余裕がある時期に実施するのがお勧めです。
例えば、価格帯やメニュー内容を変えてそれに合った内装に変える、新メニューを提供出来るように厨房スペースを拡大する、新しくカウンター席を作るなど、大がかりな工事になれば1ヶ月程度の休業も必要なことも出てきます。このような工事では、デザイン建設会社や設計士に改装を相談するのが良いでしょう。フルリニューアルは、再度コンセプトから見直すので、費用や時間をかけることも無駄にならずに済みます。また、これまでお客様に支持されてきたものは残しつつ、新たなお客様を獲得していく為の工夫が必要です。
業態を変更する
業態変更と言うのは、今までのお店で満足いく売上が出ず、新たにお店として再挑戦する場合に多いです。費用を経済的に抑えながら取り組みたい場合には、今のお店の内装で壁紙や家具など入れ替える、看板やメニューなどを変える、それだけでも業態を変更することが出来ます。
業態変更は一から考え直すことになるので、改装にはある程度時間を要します。また、厨房機器に関しては、新たに必要になる物や今まで使用していた物が不要になることもあるので、厨房メーカーや中古厨房機器を取り扱っている業者に相談するのがお勧めです。不要物を下取りし、新たな機器を安く導入できる場合もあります。
店舗内装工事の注意点とは?
全体スケジュールの把握
内装工事の期間把握は、とても大切です。デザイン設計や施工をいつまでに依頼すれば、お店のオープンに間に合うのか、それをしっかり逆算出来るからです。物件の選定や設計に関しては約2ヶ月が目安ですが、物件が広い程期間は長くなります。工事は、約1~2ヶ月が目安です。
なので、物件選定~工事完成まで約3ヶ月は必要なので、お店のオープン日が決定している場合、最低でも3ヶ月以上前からの準備が必要です。また、契約前に工事内容の確認も大切です。例えば、契約後に大きくプラン変更する場合、見積額や工事期間もズレますよね。なので、素材サンプルや模型など内装イメージを事前に細かく把握し、契約後に大きな変更をすることが無いようにしましょう。
工事現場をマメに確認する
定期的に工事現場へ行き確認することで、手抜き工事防止になります。マメに施工過程確認をしていないと、理想とのズレに気付かないこともあります。工事が完了した後に、工事のやり直し依頼をすれば、費用も開業時間もかかりますよね。早い段階で色々気付くことが出来れば、ズレ防止に繋がります。依頼した後、一切現場を訪れないのは基本良くありません。 工事現場へ足を運んで、自分の目で確認するのが良いです。
まとめ
ここでは、店舗の内装工事のポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?お店というのは、コンセプトが物件やメニューに影を与えており、お店のコンセプトの明確化はとても大切です。また、お店にも様々な業態があるので、業態により内装工事費用にかかってくる項目も違います。内装工事前にどう工事が行われるのかを把握し、工事中もお店の引き渡しの時際も、お店について気になる点をしっかり確認することで、工事の満足度は上がります。このように、内装工事に関する様々なポイントを押さえながら、店舗内装工事を依頼しましょう。